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〔オーディオについて 細かい話〕
うちで使っているCDプレイヤーはDENONのDCD−S1を
イケオンで改造したものだ。このCDプレイヤーに限らず、トレイ
を持たず、スピンドルのところに上からCDを置き、スタビライザ
ーみたいなものを置くプレイヤーに共通して、音が良くなりそうな
やり方をふたつ見つけたので、書いておきたい。
まず、スタビライザー。これ消磁すると音の背景の静かな感じが
高まる。音自体が地に足が付いた感じ、落ちついたようなたたずま
いになるのだ。変化量も割合多めだと思う。うちではアコースティ
ック・リヴァイヴのRD−1を使っているが(そうです、音が美し
くなるRD−2はあえて使っておりません)、2〜3回ディマグネ
タイズした前後を聴き比べると歴然と違う。ちなみに、この機械で
は約8秒でディマグネタイズするのだが、緑のランプの明るさが段
々暗くなっていく時に、トランスがうなるような音がするのが面白
い。CDを消磁する時には出ない音だ。この音がどうして出るか、
どんな仕組で出るかは、まだわからない。
もうひとつはCDを置く側、つまりスピンドルの方だ。
CDと接触する面のゴム(正確な素材はわからないが)がある。
これを掃除すると、相当な変化量で音が良くなる。アクセサリーと
してメタル系の素材の、平たいリング状のものが市販されているの
も知っているが、たぶんうちで使用するとメタリックな音が強調さ
れてしまうだろう。そう思っていた時に掃除してみたら、あまりに
よくなったのでご報告する次第。特にうちの場合、雑多なCDをか
けるのでその部分が汚れる度合いが高いのかもしれないが、変化量
はスタビライザーを消磁するよりも大きい。
やり方は綿棒に無水アルコール(できれば、カセットデッキのピ
ンチローラー用の薄めの濃度のものがいいと思います)を付けて、
全周にわたってゴミのない、まっ黒になるぐらいにするのがいい。
まず低音から高音までバランスが良くなる。いろいろな楽器の音
はそれぞれに素材の質感が乗ってくるものだが、それがとても自然
になって帯域ごとのバランスが気にならなくなるのだ。また、音の
ない場所のニュアンスというか、たとえば五嶋みどりとロバート・
マクドナルドの間のそれほど広くない空間のインタープレイの感じ
、目を見合ったり、フッと合図を送るような感じがはっきりと伝わ
ってくる(ような気がするのである)。
掃除した後、音が変化するのはもちろんだが、再生が終わってC
Dを取り出す時にCDがスピンドルのゴムの面にハりついているの
がわかる。この感触がぜんぜん違う。
この感触からするに、CDの信号面とCDプレイヤー側のレーザ
ーピックアップの距離。これがミクロ単位ではずいぶん違うのだろ
う、とまず思う。もちろん面ブレを減少させるという意味では間違
いなく対策になっているはずだ。またCD自体の響きをダンプする
、という意味でも効果は大きいのではないだろうか。
DCD−S1は、がっちりした筐体でCDドライヴ部のベースも
よく出来ているので、その上に乗せるCDとの接触部分の小さなこ
とが良く効いてくるのかもしれない。しかし、同じ形式のプレイヤ
ーでもやってみる価値はあると思った。
自分だけ知ってやっているには、もったいないぐらいのことなの
で書いてみました。前回、いい加減な事を書いてしまってかなり反
省しております。
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